「今年からおせちの販売を始めました」のおせちを購入するのはそこそこお勧め

たまに「今年からおせちの販売を始めました」という所があって、確認すると結構おいしそうで購入しようか迷ったりすることもあると思います。例えば2024年の今年で言えばYUKIYAMESHI 寺井幸也（ノンピCSSO）監修のおせちとか。

慎重な人は「美味しそうだけど、本当に美味しいかどうかは分からないから、今年買った人の評判を来年の正月に探して、評判良かったら来年このおせちを買おう」と考えるかもしれません。

ですが、私個人の考えを言えば「今年からおせちの販売を始めました」のおせちを購入するのは結構ありです。なぜなら「今年からおせちの販売を始めました」というところのおせちは、かなりの気合を入れておせちを作っているからです。

そして、私の経験上「なんか最初に販売されてた頃はすごく美味しそうだったのに、毎年だんだんとしょぼくなっていくな」というおせちがそこそこ……いや、たくさんあります。

私はYUKIYAMESHI 寺井幸也（ノンピCSSO）監修のおせちの回し者では無いので、正直な話をすると、今年のこのおせちは見た目すごく美味しそうだし、実際気合入れて作ってるだろうから高い確率で美味しいだろうけど、4年後、5年後にこのクオリティを維持したおせちを作っているかはかなり疑わしい、と思っています。なんなら今年だけ一番気合が入っていて、早いと来年からしょぼくなってる可能性すらあると思ってます。

しょぼくなるというか、正確には「おせちの販売の経験を通じて採算の取り方が分かるようになり、採算の取り方が分かるとケチ臭くなる」というのが正しい表現かもしれませんが。

他にも「おせちの販売の経験を通じて冷凍や冷蔵の知識がつき、結果冷凍や冷蔵に適したおせちを作るようになる……つまり、どこにでもある無難なおせちを作るようになる」というのもあるかも知れません。いやいや、冷凍や冷蔵の知識が浅いまま作ったおせちが一番魅力的だったよ！？冷凍や冷蔵にあまり適さないかもしれないけど、一番最初のおせちを作り続けてほしかった！って思います。正確にはなぜしょぼくなるのかは知りませんが。

だから「今年からおせちの販売を始めました」のおせちを購入するのは、そのおせち史上一番気合をいれて作ったおせちを手に入れられる可能性が高いので、購入するのはありです。来年買おうとしても、来年しょぼくなってる可能性は十分あります。